会 場:香川県社会福祉総合センター(香川県高松市)
講 師:中村暢子先生
助講師:矢野美櫻先生
テーマ:1日目「かなの基本・四行書きから見開き2枚帖形式」
2日目「読売展・地方展・研究作品等の実習、添削」
桜咲く好季節ですが、生憎のお天気の中、新潟から中村暢子先生にお越しいただきました。
1日目は、四行書きから見開き2枚帖形式への展開について研修しました。
最初は「小字の基本」で、中鋒の線、回転、転折について再確認し、次に連綿や行のゆれなど基本をしっかりと、わかりやすく説明していただきました。


午後は、午前に書いた四行書きの作品を使って見開き2枚の帖形式に展開しました。

中村先生の興味を誘う展開に引き込まれて、皆さんとても集中して書いていました。
大学生の受講生からは、「今まで曖昧だったところを先生が書いてくださり、説明していただいたことで、自分の中の殻が一つ破れたような時間となった」と感想のメールをいただきました。
2日目は、展覧会出品作品のご指導を受けました。
中村先生の的確なアドバイスと巧みな筆使いに、魅了されました。

特に巻作品は、先生ご自身の作品の作り方や仕上げまでの要領を丁寧にご指導いただきました。

中村先生のテンポの良い話に聞き入り、笑いもありの楽しい研修会があっという間に2日間が過ぎました。
受講生からは、「吸収したことを次に繋げていきたい」、「心豊かになった時間でした」と感想をいただき、士気を高める研修会でした。
(澤田定枝 記)