●と き 2023年5月13日(土)13:00〜15:00
●ところ 兵庫県学校厚生会館
●講 師 正橋白鵞先生
●テーマ 「行を考える」−気づきからのスタート−
あいにくの雨でしたが、4年ぶりの定例研修会ということもあり、
とても活気溢れる研修会となりました。

正橋先生に「行を考える」についてご指導いただきました。

我々は日頃から書くフォーム、線、単体、連綿、行、面、古筆の臨書などを学んでいます。
しかし「行が書けない」人が多いのではないか?ということで、実際に「関戸本古今集」「針切」の古筆から、連綿の仕組み、行幅、縦画や横画、中心の意識などを考えながら学びました。

具体的な解説を聞きながら改めて古筆を見直すと、日々の古筆の勉強がいかに大事か、学び方や理解を深め続けることの大切さを痛感しました。
第21期研究生が日頃勉強している4行書きを見ながら、どこが課題なのかを考える時間もありました。
どう書いたら良かったのか、を当てられた方が実際に前に出て書いたのを皆で見て、理解を深めることができました。

最後は学んだことを踏まえ、新たに出された課題から半紙4行書きの実習をしました。
皆、真剣に取り組んでいる様子が伝わりました。

久しぶりにじっくり古筆と向き合い、分かりやすい解説で理解が深まりました。
充実していて時間があっという間に過ぎていました。
コロナ禍後初めての開催で「やっぱり対面の指導が一番よね!」という声も多く聞かれました。
ご指導いただいた正橋先生、ありがとうございました。
(情報部U)