「特別展「和様の書」(7月13日(土)〜9月8日(日)、東京国立博物館平成館)の関連イベント」として開催されました「席上揮毫会(書のデモンストレーション)」企画に、香瓔会からは岩永栖邨理事長が席上揮毫を、原奈緒美理事が進行の大役を務めました。
開場の1時間以上前から長蛇の列が並び超人気。満席となりました。
▲島谷弘幸副館長(東京国立博物館)と原奈緒美理事(香瓔会)のわかりやすくて楽しい進行にも引き込まれました。
▲岩永理事長より、藤原佐理の書状「恩命帖」について、「線」「連綿」「行」「面」の四つの観点から解説。
▲万葉集の三首を題材に、「恩命帖」にみられる線質、奔放な造形、一墨の様で書かれるかな的な動きを取り入れた創作作品を揮毫。
▲岩永栖邨理事長と原奈緒美理事(席上揮毫会を終えて、作品前にて)
古典の見方や作品にどう活かすか等、奥深い話でありながら、書の初学者にもわかりやすく解説され、貴重なひとときでした。
また、進行の時に、先生が大学時代に社交ダンスで福岡県の大学選手権でラテン部門優勝、全九州三位になったことが紹介され、楽しい雰囲気になりました。今は筆をパートナーに華麗なステップをふまれているんですね。
なお、特別展「和様の書」は9月8日まで開催されています。国宝・重要文化財をはじめ、日本を代表する多くの名筆が集結された価値ある特別展です。
またとない機会ですので、書を嗜む方はもちろん多くの方にぜひ足を運んでいただきたいと思います。